文化服装学院 ファッションコンテスト2022 工芸部門 No.1【土屋 万由子 ファッションテキスタイル科2年】現代写真表現の生っぽく、平面的で、デジタル特有の浮いたムードをテキスタイルとして落とし込む。柔らかく暖かいカーペット、硬く冷たい大理石の床を眺める。境界がぼやけ曖昧になってしまった。No.2【チョウ ヒンラン ジュエリーデザイン科2年】昔から神様の使いとされている白い鹿をインスピレーションし、花クラウンをデザインしました。戦争やコロナウイルスでの苦しい現在、希望と純粋な美しさで人々の精神が癒されてほしいです。製作には環境に配慮する素材を使っています。No.3【新倉 康平 ファッションテキスタイル科3年】ギアナカイマントカゲの皮膚のようなテキスタイル。雄々しさ、猛々しさを追求しました。地布にはムラ染をし、発泡プリントは時間の許すかぎり重ねたことで鞣してしまった皮では表現できない立体感を表現しました。No.4【川畑 実佐子 シューズデザイン科2年】「陰(かげ)に焦点を当てる」という言葉がコンセプトです。 ファスナーは通常目立たないように縫い付けられますが、着脱のために欠かせない重要なパーツです。まさに「陰の立役者」とも言えるファスナーをあえて主役にしたデザインを考えました。No.5 【岩澤 桃 帽子デザイン科1年】この作品のコンセプトは星座です。現代では文明の発達により星空を見る機会が減っていますが、星座は太古から様々なものの指針とされていました。今回はその中から水瓶座を選び、星々が地球を包み込んでいるイメージを表現しました。No.6 【シュ バイギ ファッション高度専門士科4年】「Light Chaser」をテーマに、シューズの表面に不規則な凹凸をつけ、プリズムの様に光を屈折し、水晶みたいな透明感を表現しています。3Dプリントを使って、「未来はここから、新鋭の技術をファッションと日々の活動にも取り込む」という気持ちを伝えたいです。No.7【ローレンリム ソフィ バッグデザイン科2年】このデザインはカタツムリの殻からインスピレーションを得たものです。カタツムリは外敵から長細い体を守るために螺旋状の殻を持っています。最近は、コロナがようやく収まり始め、大切な家族や友人と対面し、リアルに繋がることができるようになってきました。人と人が繋がりながら互いの大切なものを守っていく様子を、カタツムリの殻と殻が繋がっている形で表現しています。No.9【室橋 結花 ファッションテキスタイル科2年】人を錯覚させるモアレと流動性のあるマーブリングを掛け合わせることで動きを感じさせる奇妙で幻想的なテキスタイル。服の凹凸や揺れによってさらに動いて蠱惑的な魅力を醸し出す。